2021.02.26
アーツカウンシル準備機構発足
2021年2/26ニーニーロクに立ち上がった『鹿児島アーツカウンシル準備機構(KAC)』❗️
奇しくも、「鹿児島県立美術館設立を考える会の第26回委員会」にて発足しました。
(しばらくは移行期としてホームページのグループ名も前会名のままで行います。)
さてさて、、、
アーツカウンシルとは一体なんぞや??
簡単に言うと、、、
英国アーツカウンシルが原点の、文化芸術の環境整備に携わる専門家らによる第三者機関のことです。
大きな役割の一つとして、公的な資金を提供する文化芸術事業を審査・決定する役目があります。
日本では平成24年に発足した「アーツカウンシル東京」を皮切りに、平成25年「大阪アーツカウンシル」が発足しました。
平成28年からは文化庁による地域アーツカウンシル導入への支援が始まりました。
現在九州圏内では先んじて大分県、宮崎県、沖縄県が加盟しています。
これまでの経緯
平成13年に国は、「文化芸術振興基本法」において文化・芸術を「不要・不急のもの」ではなく「人々が元気な活動をするために重要な役割を果たすもの」と明文化しました❗️
この文化芸術振興基本法を元に、平成29年6月「文化芸術基本法」として
○文化権の保障の強化
(表現の自由と、国民が年齢、障害の有無、経済的状況又は居住する地域にかかわらず等しい文化権の保障)
○政策分野横断的な文化政策
(観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業その他の関連分野における施策との有機的な連携)
○地方文化芸術推進基本計画の策定と努力義務
がうたわれました。
地域独自の、自発的な文化芸術振興が促されています❗️
文化芸術財団や協会とは全く別に、“諸外国のアーツカウンシル相応の仕組み〟が求められているのです。
観光・文化も国際競争が激化し、地域の文化政策担当職員だけでは対応が困難になってきています。
この仕組みの特質として、独立性(アームレングス手の長さ分離れている)・専門性・中立的立場が重要視されています。
私共はこれまで「鹿児島県立美術館設立を考える会」として美術関係者の長が中心に活動をしてきました。
背景には
県美協会会員320名
県写真協会400名
県書道会員290名(書林、児童生徒学生1.2万人内在)
デザイン協会会員100名
武蔵美校友会会員50名(県下卒業生150名)
それぞれの観賞者やファンを含めると2.3万人相当
今後は文学、音楽、芸能、映像、舞踏などなど幅広い分野の文化芸術関係者とともに活動していくことになります。
また、メディアや経済界や教育関係者や観光や景観関係の方々にもご協力いただく事も多いかと思われます。
鹿児島STYLEの文化芸術やアーツカウンシルについて模索していきます。
引き続き、本会へのご理解と応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。